島巡りの旅 2024

 今年も早々に行ってきました、島巡りの旅。

いつものメンバーで、ゆるゆる貧乏旅行です。(笑)

でもね、何回行っても楽しいの。

では、旅の記録です。

★Day 1  男木島へ

飛行機で四国までひとっ飛び。というか、そもそもジェットスターからセールのお知らせが来て、急遽決まった今回の旅。勢いって大事。

高松港まで来ました。最終のフェリーで男木島へ渡ります。買い物を済ませて、港で一休み。

船から夕陽を眺めて、

男木島に到着。

ここは3人ともお気に入りなので、島巡りでは絶対外せない島です。


今夜はレモンツリーホテルに宿泊です。

港が見下ろせる高台からの眺めがとても良いです。瞬く間に日が暮れていきます。


今夜のご飯は、ハーブもりもりのお鍋。オシャレでヘルシーで、しかもめちゃ美味い❤ クラフトビールも開けちゃうよん♫

初日は飛行機の都合で移動で終わりですが、そもそも今回の旅では癒しとリラックスが主眼なので、ガツガツ観光はしません。

ハーブ鍋を堪能した後は、ハーブサウナ。たっぷりハーブをぶち込んだサウナは、香りが良くてデトックス効果も高まります。たっぷり汗をかいてからの、星を眺めながらの外気浴は最高のリラックスタイム!初日から贅沢な時間を過ごしています。

サウナで整って、ぐっすり眠れました。なぜか夜中に鶏が鳴いてたけど。

★Day 2  男木島


おはようございます。いい天気です。

港の見えるテラスで、朝ごはん。生みたて卵のホットサンドイッチが美味しいです。

レモンツリーホテルのホスト、象と太陽社さんの二人のお子さんたちが超超かわいくて❤

昨夜も港に迎えに来てくれて、たくさんお話ししてくれて。

今朝も改修中の屋根の上に誘ってくれました。恐る恐る上ったけど、めっちゃいい眺めに感動。瓦を乗せる前の今だけの体験です。貴重ー。

二人ともとっても元気で、宮崎駿の映画に出てくるこどもみたいに身軽に走り回ってて、島でのびのび育ってるんだなぁと。微笑ましいです。

そんなかわいい二人の案内で、今日は男木島をのんびり散策です。

あちこちの桜が満開で、うららかな日。神社でお絵かきしたり、かくれんぼしたり、猫をもふったり、ぶらぶらと歩き回ります。

坂が多くてなかなかの運動量。こどもたちは元気いっぱい、運動不足の中年にはこたえる…

でも、穏やかで楽しい時間!こんな素敵な出会いのある旅、だからやめられないのね。

カフェ・ゆくるさんに案内してもらって、二人とはお別れ。とっても楽しかったよ、どうもありがとう。


いっぱい歩いてお腹がすいたので、お昼ごはん。

こういう小鉢がいっぱいついた定食って好き。いろんな味が楽しめて嬉しい。

おやつに和三盆バーガーも食べちゃう♫

旅に出たら、食べたいものは食べる!後悔したくないからね。カロリー万歳。…でも今回は結構ヘルシーな食事だよな。

さて、午後はどうしようか…と、ゆくるさんを出てすぐに男木島図書館を見つけて入ったら、これがまた良い雰囲気の場所で。

こぢんまりしてるけど、本に囲まれて落ち着いた空間で、私はここでスイッチが入ってしまいまして。このままソファで心ゆくまで本を読む!と決めて、夕方に宿で合流ねーと他の二人とは別行動に。こういう融通がきく仲間なので、旅をするのも楽なのよね。

何を読もうか少し迷いましたが、「52ヘルツのクジラたち」をチョイス。

この厚さだと夕方までに読み切れるかな…という感じですが、まあ読めるとこまで読みましょう。

📖📖📖

閉館までずっと読んでました。読みきれなかった分は、また後日どこかで読むことにして、館のお姉さんにお礼を言ってさようならしました。

ちょっと時間があったので、港まで下りて一休み。

実は、過去のトラウマがあって、私は普段、読書がほとんどできないのです。

できなくはないけど、読むということに心理的ロックがかかっていて、そこをこじ開けるのに膨大なエネルギーが必要なので、実質無理、という感じ。

もともと読書が大好きだっただけに、読みたくても読めない状態がつらくて、結構根深い問題なのですが、今日は旅に出て気分が変わっていたおかげか、あっさり開錠できました。たまにこういう日もあります。

でも、うっかり一緒にトラウマをえぐっちゃった…

一人で港で泣いてたら、たまたま通りかかったゆくるの奥さんに心配されちゃった。

多分これは一生抱えていく問題なので、仕方ないとは思ってるんですけどね。

そろそろ約束の時間なので、宿に行くことにしましょう。

今夜は漁師宿さくらさんに宿泊です。ここも男木島に来るなら絶対外せないところ。

絶品お魚料理が毎回の楽しみで♫

たこ飯が感動的に美味いので、お腹いっぱいでも絶対に全部食べる。幸せ❤

男木島はほんとに良いところだなぁ…と3人でしみじみ。

*おまけ

男木島の思い出に、象と太陽社さんに納品した(←仕事脳)プレート。漫画家と共作。

宿泊者特典で描かせていただきました。シャワールームに飾ってくださるそうなので、レモンツリーホテルにお越しの際は探してみてください。

★Day 3  観音寺→多度津

香川の島巡り、東側はだいたい制覇したので、今回は新地開拓目指して西側に向かいます。

来年は瀬戸芸もあるし、そのリサーチも兼ねて。

観音寺の琴弾公園で桜まつり中なので、さくらさんのたこ飯弁当を持って、今日はお花見です。



まるで私たちを待っていてくれたかのように、満開の桜の時期に来ることができました。

暑すぎず寒すぎず、お花見には絶好の日和です。

たこ飯弁当といりこ酒で乾杯🍻

道の駅で見つけたタケノコのするめがじわじわ美味くて、ご自宅用に買い足しました。

桜を愛でながらしばらくあれやこれや語り合ってから、父母ヶ浜へ。

残念ながら曇って風が強くて、しかも引き潮だったので、ウユニのような景色は見れず。こういうのはしっかりリサーチして狙わないと見れないもんだよね。

漫画家が地元の友人から情報をもらって、この日は半島をめぐる予定でしたが、紫雲出山への花見客で道路が混んで渋滞に巻き込まれるのも嫌だし、なんか疲れたし、ということで、早々に引き返して、琴弾温泉でだらだらすることにしました。

ひたすら温泉に浸かり、日ごろの疲れを洗い落とします。

湯上がりに外の風に当たりながら、父母ヶ浜まで行かなくても、ここの海岸でも十分いい眺めじゃん?などと身もふたもないことを言ったり言わなかったり。

ちょっと曇りがち、明日は午後から雨の予報でテンションが下がりますが、旅は続きます。

夕ごはんを食べて、レンタカーを返して、今夜の宿がある多度津へ電車で向かいます。

民家を改装した一棟貸の宿を、漫画家が目ざとく見つけて予約しました。



こちらは藝術喫茶 清水温泉のフロント。銭湯をリノベーションした面白い空間です。ちょっととぼけた感じの絵も微笑ましい。

ここのトイレはすごいので、立ち寄る機会があったらぜひ見てください。

この裏の、空と家 本棟は貧乏旅行では泊まれないので、今日は少し離れた別棟に泊まります。

マネージャーの竹内さんにあちこち見せてもらい、古民家を活かした新しい空間にワクワク。時間がなくて駆け足だったけど、次回はゆっくりじっくり見たいし、図書室で本を読んだり、バーで夜の時間を楽しんだりしたいです。

多度津も古い町で、まだぽつぽつ古民家が残っていて、頑張って再生させてる方々がいるんだなぁと応援したい気持ちになりました。

宿に荷物を置いて、夜桜見物に桃陵公園へ向かいます。



こちらも見事な満開の桜!

桜の下で乾杯🍻したところで、ライトアップ終了のお知らせが。うぐぅ。

仕方ないので撤収して、後は宿で飲むことにします。

まったりおしゃべりしながら、だらだらと飲みます。ログ見たら毎回飲んでるな、今回の旅は。(笑)

ウィスキーのゆずレモンソーダ割がめちゃ美味で、これはちょっとした発見。

明日は早出なので、適当に切り上げて寝ます。

★Day 4  佐柳島

今日は、私ともう一人は佐柳島、漫画家は志々島へ向かいます。よく別行動するけど、仲が悪いわけじゃないよ。

香川に来たら絶対おうどんを食べないと、ということで港近くのうどん屋さんで朝うどん。

お腹を満たしたら、フェリーで猫の島へ。


港で早速にゃんこがお出迎え❤ のっけからすりすりしてきて、サービス精神旺盛です。


ところがどっこい、こいつら餌を食らうばかりで、全然写真を撮らせてくれません。

めげずに無理やり撮りましたが、ろくな写真がなかった…

わりと早く諦めて、猫と触れ合う癒しタイムを楽しむことにしました。あちらにもこちらにも猫がうろうろしていて、気さくに寄ってきてくれるので、餌と引き換えになでなでします。

神社の桜も満開🌸


島で唯一のカフェ&ホテル、ネコノシマホステル。廃校を改装した趣のある建物、残念ながら今日はお休みで入れませんが、ここに泊まるのを妄想するのも楽しいな。

佐柳島は小さいので、端から端まで歩いても大して時間はかかりません。

たどり着いた集落の海岸で一休みします。


近寄ってきた子にごはんをあげたら、傍でくつろぎだしたのですかさず撮影。

こちらの黒猫ちゃんは、餌は食べたものの、警戒心が強くて触らせてくれず。まあそんな子もかわいいんだが。めろめろ。

波の音を聴きながら海を眺めてるだけで、安らぎの時間です。

佐柳島は人口もおそらく50人以下で、人の気配がなく静かでした。

一緒に来ていた団体職員はガチで寝てたし。(笑)

昼過ぎから予報通り雨がポツポツ降ってきたので、慌てて撤収。

残りの餌を帰り道で出会った子たちにあげながら、港まで戻ります。

船の時間が決まっているので、次の出港までは雨が降ろうが雷が落ちようが、島に閉じ込めです。待合室でゲームをしながら時間つぶし。

佐柳島はいずれ人がいなくなって、本当の猫の島になるのかな。猫だけで生きていけるかな。

(ここの猫たちはごはんはもらってるけど、それ以外はほぼほったらかしみたいです。さくら猫でもないし、傷や病気持ちの子もいた)

志々島もそうだけど、ゆっくりと滅びゆく島というのが結構衝撃というか、どう捉えたらいいかがまだわからないです。

こういう現実も島旅をして初めて知ったことですね。

まだまだ知らない世界がいっぱいあるんだなぁと。

🐈🐈🐈

島を後にして、夜のお酒とつまみを買い込んでホテルに向かいます。結構な雨降りです。

島旅に来るときはどこかしらで雨に当たってる気がするな。でも、予定を狂わせるような雨にはなってないからラッキーなのかもしれない。そう思っとこう。

高松駅のあなご飯とたこ天が美味くてがっついてしまって、写真がこんな有様に。

最後の夜も大いに飲んで食らいます。めっちゃ楽しい旅だったなー。明日は帰ったら即仕事かよ…マジ鬱。ていうか、もうロスだよー。

酔っ払い3人でとりとめなく話して、眠くなったところでお開きになりました。

★Day 5  帰路

今日はもう帰るだけです。いつもは最終の飛行機まで粘るのですが、今回はセールで時間が選べなかったのでこうなりました。

高松空港で最後のうどんを食べて出発です。

天候が悪くてだいぶ揺れましたが、無事に帰ってきました。

それぞれ忙しいので、みんな即帰宅。

ロスってる暇もなく、即座に残っている仕事の続きです。そのまま仕事が次々入ってきて、旅の余韻に浸る時間すらなくて、現在に至る。

来年のために頑張ってお金貯めようね!と誓い合い、それぞれ仕事に励んでます。

和三盆のにゃんこ落雁と、象と太陽社さんのハーブティーでおやつタイム☕

一瞬で過ぎ去っていたような気もするけど、でもいろんな人に出会えた旅だったな。

また来たいと思える場所がいっぱいありました。

島の驚愕の現実(ブラックボックス的な)に、日本にまだこんなところがあるんだ?!と笑うしかなかったのも、いい思い出。(?)

やっぱり旅は良いです。

次は何に出会えるかな。楽しみです。

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